プラシーボ自体でも効果はあるんです

プラシーボという言葉を聞いたことはありますか?偽薬という訳を与えられることが多いですね。病は気からという言葉があるように、人の病気はある程度精神的な面で症状が変わってくるそうです。純粋に薬の効果を観察したい場合には避けられるべき現象なのですが、患者の側からしてみれば、治りたいことに変わりはないですからね。 このプラシーボ効果に関する観察結果が報告されました。アメリカとポルトガルの大学が行った試験によると、騙されているとわかっていてもプラシーボの効果が得られたというのです。偽薬と分かっていても、効果があったというのは不思議に思われるかもしれませんね。腰痛の患者に対してプラシーボ効果の説明を行った後に、従来の治療を受けるグループとプラシーボを投与されたグループに分けました。しかも、この薬には丁寧に「偽薬」という表記まであったそうです。その結果、プラシーボを投与したグループの方が寛解の程度が高かったそうなのです。長期的な経過や患者数の点などで検討すべき点はありますが、この結果を聞いてあなたはどう考えますか?

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